「 競馬コラム 」一覧

それはいつの年のことだったか、はっきりと覚えていない。東京競馬場で東京優駿（日本ダービー）が行われる日、私は中山競馬場にいた。その年は東京競...

「この人この一曲」という歌い手がいる。私は一節太郎の「浪曲子守歌」（作詞作曲・越純平）が大好きだが、まさに「この人この一曲」の代表例であろう...

いま日本で一番上手い歌手・島津亜矢に「大器晩成」という歌がある。詞は星野哲郎による。 大器晩成とは素晴らしい四字熟語ではないか。力士に喩え...

三歳クラシックレースの三冠最後のレース菊花賞、距離は淀の三千メートル。すでに皐月賞とダービーの二冠を制したオルフェーヴルが最後の一冠へ挑戦す...

ディック・フランシスの小説の邦訳は、漢字二文字のものばかりだ。おそらく、訳者の菊池光と早川書房の間で、全て漢字二文字の題名にしようと取り決め...

おそらくディープインパクトは現時点での世界最強馬の一頭であることは間違いない。無論、様々な要因において他馬と同一条件下で戦うことができ、また...

ＴＶで競馬の天皇賞・春（京都競馬場３２００メートルの長距離レース）のディープインパクトの衝撃的な圧勝劇を見た。 　パドックの姿を見ても群を抜...

ダービーのような特別な大レースでは、競馬場全体が異常な雰囲気に包まれる。どんなベテラン騎手でもダービーの雰囲気は特別なものだと言う。その日は...

たくさんの強い馬たちを目撃してきた。自ら目撃できなかった古い馬たちに関しては、残された競走データや記録映像で、その馬の強さや個性を記憶してき...

勝ち負けの「競争」に於ける強さとは相対的なものである。ディープインパクトはその競走生活を圧倒的な強さを見せて終えた。その強さは、全身の柔らか...