位舞志朗の健康談話 世界三大長寿村には、ある共通点があった!

世界三大長寿村というのがある。南米のビルカバンバ、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス、パキスタン北部のフンザだ。100歳以上の健康長寿者がゴロゴロしている。いずれも山岳地帯にあり、食生活はそんなに豊かではない。ほとんどの人が未精白の穀物を主食に、豆と野菜を副食にしている。肉や高栄養素の食品を日常で食している人達などほとんどいない。それでも100歳を超える長寿者が元気で働いている。寝たきり老人など一人もいない。
その理由は何なのだろうか。何人もの学者が調査したが、共通して言えるのは水だ。これら三地域とも、水に、鉄、銅、コバルト、マンガン、モリブデン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルがたっぷりと含まれている。土壌もミネラル成分が豊富で、ここで獲れる野菜や豆にもミネラル成分が多かった。100歳長寿率とミネラル含有率が見事に比例していたのだ。山岳地帯でミネラル豊富な水と土壌。つまり、日常生活での豊富な運動量とミネラルたっぷりの食事が長寿の秘訣だったのだ。
厚生労働省によると、現代生活でもっとも不足している栄養素がミネラルで、ミネラル不足による体調不良が激増してるという。ミネラルは体内で作り出すことができないので、水や食事から摂取しなければならない。健康長寿にとって、ミネラル摂取と毎日の運動は必須なのだ。